また言われた、「神の国は、ある人が地に種をまくようなものである。
また、ほかの譬を彼らに示して言われた、「天国は、良い種を自分の畑にまいておいた人のようなものである。
この譬はこういう意味である。種は神の言である。
「種まきが種をまきに出て行った。まいているうちに、ある種は道ばたに落ち、踏みつけられ、そして空の鳥に食べられてしまった。
義の実は、平和を造り出す人たちによって、平和のうちにまかれるものである。
よくよくあなたがたに言っておく。一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる。
すべての水のほとりに種をまき、 牛およびろばを自由に放ちおくあなたがたは、 さいわいである。
朝のうちに種をまけ、夕まで手を休めてはならない。実るのは、これであるか、あれであるか、あるいは二つともに良いのであるか、あなたは知らないからである。
風を警戒する者は種をまかない、 雲を観測する者は刈ることをしない。
悪しき者の得る報いはむなしく、 正義を播く者は確かな報いを得る。
そこで言われた、「神の国は何に似ているか。またそれを何にたとえようか。
またほかの譬を彼らに語られた、「天国は、パン種のようなものである。女がそれを取って三斗の粉の中に混ぜると、全体がふくらんでくる」。
また、ほかの譬を彼らに示して言われた、「天国は、一粒のからし種のようなものである。ある人がそれをとって畑にまくと、
そこでイエスは答えて言われた、「あなたがたには、天国の奥義を知ることが許されているが、彼らには許されていない。
イエスは譬で多くの事を語り、こう言われた、「見よ、種まきが種をまきに出て行った。
この時からイエスは教を宣べはじめて言われた、「悔い改めよ、天国は近づいた」。
「悔い改めよ、天国は近づいた」。
だれでも、持っている人は更に与えられ、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう」。
夜昼、寝起きしている間に、種は芽を出して育って行くが、どうしてそうなるのか、その人は知らない。
